IT内製化におけるHRM(ヒューマン・リソース・マネジメント:人的資源管理)

HRM

ユーザーニーズが多様化し、変化の速いDX時代を迎えるにあたり、IT開発現場では意思伝達と開発速度の向上のため、外注依存の体質から内製化へと動きが加速しています。

内製化のためには、必要な人材の育成や採用が重要になってきます。

この時、HRM(ヒューマン・リソース・マネジメント:人的資源管理)の考えが大切になってきます。

HRMとは、人材を重要な経営資源としてとらえ、長期的に達成すべき戦略に向けて、採用・育成し、経営戦略を実現していくといった考え方です。

従来の外注依存体質の中では、プロジェクトに必要な人材(能力)を必要に応じて利用するといった、人材をコストや労働力としてとらえる人事労務管理(PM)な考えで人的管理を行うことができました。

しかし、これかから内製化を進めていく上では、HRMの考え方が重要です。
これは、人事部門が考えるべき話といったわけではなく、開発マネージャ自身も考えなければならない命題です。

・事業部の戦略目標(長期的なものを含む)は何なのか?

・その目標を達成するためにはどのような人材が必要なのか?

・そういった人材へと育成するためにどのような施策をしなければならないのか?

上記のような事を長期的に考え、全社的に調整していく必要があります。

そして、技術スキルやマネジメントスキルといった能力開発だけでなく、新たな機会の体験やモチベーション向上などの施策を複合的に取り入れることも大切です。

人材マネジメントにおいては、様々な方法論がありますが、会社によって有効性は様々で、これが正解といったものが無いとも言えます。

MBO(目標管理制度)の採用もひとつの方法ですが、個人の成果主義が強すぎると、アジャイル開発のようなチームビルディングの中では合わないかもしれません。
そのようなときは、会社風土に沿ったものを試しながら進めていく必要があるのではないでしょうか。